23 October 2005

アンデスを超えて。Mendoza, Argentina.

犬をつれている人も…。

チリの長距離バスは快適だ…ということを知ってから、週末のバス旅行が楽しみとなったBambinaとManuでございます。
今週はアンデスの山越えをしてアルゼンチンのメンドーサという街へ向かいます。

サンティアゴのバスメインターミナルはTerminal de Buses Sur。電車の中央駅(Estacion Central)のすぐ隣。なんですが、メトロの駅はUniversidad de Santiagoとなります。
地下から直接バスターミナルに行けるので大変便利です。

夜10時過ぎですが、深夜バスに乗り込む人や、出迎えの人でターミナルは人・人・人。
でもなぜかチリのバスターミナルは「のんびりしていてあたたかい」感じがします。日本のようなせかせかした感じはありません。
発券所もオンラインでつながっているので大変迅速にチケットが購入できます。

さ て、今回は事前にアルゼンチン行きのチケットは買っておきました。国境を越えるので購入時にパスポートの提示が必要です。Bambinaは他のIDを使っ て購入したので、出発前に国際線バスのカウンターで再度パスポートとチケットを持って登録手続きをしなくてはいけません。

午後10時30分発、メンドーサ行きのTurbusはほぼ満席。リクライニングがかなりきくSemi Camaの座席なので、ゆったり座れます。
チリとアルゼンチンの国境にさしかかるまで約2時間ちょっとのバスの旅。外は暗いため何も景色が見えません…。
うとうと眠り始めたら、バスのお兄さんに「国境検査がありますから、起きてください。」と起こされる…。
カーテンを開けると雪の壁が目の前に!やはりアンデスはまだ雪がたっぷり残っていました…。

国境検査ではチリの出国手続きをしてからアルゼンチンのカウンターへ向かいます。週末はたくさんの人がバスを使って国境を越えるし、同時間帯に国境を越えるバスが多いため常時5台は国境のドーム型入国管理場で待機していました。
しかも、寒い…。荷物は係のおじちゃんが全部バスから降ろして、X線検査にかけてくれるので、空港のような手間はかかりません。が、まるで軍隊みたいに一列に並んで持ち物を開けます…。
結局1時間ほどを入国検査場で過ごし、バスに乗り込みます。

その後はメンドーサに到着するまで熟睡。午前5時半にバスターミナルに到着し、銀行のATMでアルゼンチンペソを引き出しTaxiを待つこと15分。
ホテルへ直行しチェックイン。今回も早朝の到着にも関わらず、追加料金なしで部屋を用意してくれました。

ここまでは順調だったのですが、部屋のベッドに潜り込んでも眠れません…。
「ゴォーーーーー ゴォーーーー」と低い音が絶え間なく聞こえてきて、眠りにつくどころかリラックスも出来ず。部屋の換気扇でもないし…と疑問に思いながらManuが廊下に でると、廊下も同じような音がしています。ん〜こりゃ、何か変だ!と思い、別の階にも足を運んでみたManu。
すると、「他の階は静かみたいだから、部屋を移ろう!」と行って、フロントへ苦情申し出と部屋の交換をお願いしました。
どうやら今回の苦情は私たちが最初ではなさそう…。フロントは「あ〜あれね…。」みたいな感じでさっさと別の部屋を用意してくれました。
ラッキーなことに、これまた追加料金なしでアップグレードしたお部屋へ!部屋も広くバスタブ付き。
部屋へ入るなりManuが「さっきの騒音の原因はこれだよ!」と新しい部屋の窓を開けます。下を見ると大きな換気扇が2つ大きな音をたてて「グルグル」廻っています…。
そう、私たちの最初のお部屋はこの巨大換気扇の隣だったのです…!これじゃ、寝れないはずよ。

眠りについたのは午前6時半過ぎ…。数時間眠って朝食にでも行きましょう…と、夢の世界でルンルンな私たちを襲ったのは「ゴン!ゴン!ゴン!ゴン!」とハンマーのおおおおおおーーーーきな音!
BambinaもManuも「whaaaa------t!」と言って飛び起きました。
誰か私たちの部屋の中で壁を叩き付けているの!!!???

時 計を見ると午前9時。Manuは怒り狂ってフロントへ"what's going on in this building!? Somebody is hitting the wall so laud! It's 9 o'clock in the morning! We are still sleeping!? Stop it!!!"
すると"Sorry, we will call the architect to move to another floor"
『へッ?別の階?』
なんと、このホテルは改装中で朝9時ー午後2時、午後4時ー8時まで改装工事…。この日は朝から私たちの真上の部屋の壁をはがす工事をしていたのです。
そ、そんな…週末をゆっくり過ごすためにやってきたのに…。
苦情の電話の後、ようやく壁を激しくたたく音はおさまったものの、もう眠れません…。シャワーを浴びてそのまま朝食を食べにレストランへ行き、メンドーサの街へでかけました。

街の中心部はこじんまりしていて、歩行者天国もありたくさんのカフェがあります。
緑の美しい季節なので、歩いていて気持ちがよい街でした。
近 くにも大きなショッピングモールがあると聞いたので、Taxiで向かいました。革製品の安いアルゼンチンなだけに、革製品を目当てにモールの中を1周。そ して見つけたのが大きな旅行用鞄。飴色の皮でできた大きなボストンバックで、早速購入。ヨーロッパだと3倍近くは値段が跳ね上がりますから、お買い得で す。
他には、Bambinaのマテ茶カップを購入。
綿菓子の機械がロボット!?

街の中心部では靴屋がた〜くさん並んでいます。アルゼンチンでは靴も安いです。
と、いうわけでManuは2足、Bambinaは北半球用にあたたかいブーツを購入。ホテルのショップにあったワイン用の皮製キャリーバックも購入してルンルン。
他、ワイン2本もgetしたのですが…実はこのワイン購入がアルゼンチンでの最後のアルコール。
「最後のアルコール?」とお思いでしょうが…私たちはアルゼンチンワインを飲むためにメンドーサに行ったのに、実に1口もアルゼンチンワインを堪能することがないまま去らなければならなかったのです。

私たちがアルゼンチンを訪れたこの週末…なんと「アルコール禁酒日」だったのです!!!
アルコールを販売しなければ、飲むこともできない「魔」の週末。こんなものがアルゼンチンに存在するなんて、だれが思うさ!!!イスラム教の国なら分かるけど…。

この週末10月23日の日曜日ははアルゼンチンの「国民選挙」の日で日本の国会(衆議院)にあたる選挙日。そのため、前日の夕方5時から翌日午後までアルコール販売と飲酒が一斉に禁止となるのです。
こ のことを知ったManuは「大激怒!」ワインとおいしいBabyBeefを味わうためにアルゼンチンまでやって来て、それが出来ない!そりゃ、私も怒る さ…。しかも現地の人でさえ、この禁酒制限が何時から始まるのか正確に知っている人がいない…。ある人は午後5時、ある人は深夜から、ある人は午後7時か ら始まると言うし…!もうっ!

土曜の夕食はPark Hyattでワインと食事を楽しむはずだったのに、「アルコールなし」のピニャコラーダとミネラルウォーターで…。しかもノンアルコールビールはすでに売り切れ…。なんじゃ、そりゃ!?って感じでしょ。
街にいる人はみんなコーラを片手に歩いている…。これってコカコーラ社とアルゼンチン政府の陰謀じゃない!?と言いたくなる。Park Hyatt, Medoza. Restaurant "M"のキッチン。

こ の規制の背景は、「投票権を持つ若者が週末飲み過ぎて、翌日の選挙に行かなくなる」のを防ぐためだとか…。なら、外国人には適用しなくてもいいじゃん!と 思うし、飲んでも飲まなくても選挙に行くように教育するのが家庭や学校の仕事じゃないの?と思う。ま、日本も人のことは言えないほど選挙率は低いけど…。
それにしてもイスラム教の国ではちゃんと外国人や他宗教者用に例外を設けて、お酒の販売やラマダンの時期の食事も出来るように配慮してくれているのに…。
一斉に全てのアルコールが「ダメ!」なんて、ワイン生産者に失礼だと思いませんこと?

問題の若者はおそらく、自宅でお酒を買いだめして仲間を集めて飲んでいるだろうから、この法律の有効性はどうなのだろう?みんな夜中でも街をウロウロしているし…。
ちなみにホテルの部屋にあるミニバーにはお酒が入ったまま。ってことは販売してるじゃん!

と にかく、お買い物以外では「泣きたい…」気分の旅でした。この国民選挙がどれくらいごとに行われているかは存じませんけれど、もし数年に1回しか行われな い選挙だとしたら、そんな時にアルゼンチンを訪れワインをいただけなかった私達は「超Lucky大バカ者」でございます。

日曜日は後腐れもなく、さっさとホテルをチェックアウトして午前10時30分のバスで愛しいチリの我が家へ向かいました。
途中のアンデス越えの景色は凄いよ〜!!!雪がずいぶんとけてはいますが、大自然を横目に大きなバスがすいすいカーブを曲がるのはすごかった。高所恐怖症の人には明るい間のアンデス超えはおすすめできませんな…。

というわけで、無事帰宅し、夜はサンティアゴのレストランでワインを頂きました。

余談:Hotel Huentalaというシェラトンホテル系列。最近流行のブティックホテル系にアレンジ中でおしゃれなのですが、もとは古いホテルのようです。
改装が終わっても、お隣が工事現場になっているのでしばらくはおすすめできません。

2 comments:

Cha Cha said...

禁酒日???(笑)

たしか、フロリダのこのあたりも日曜の午前中は、アルコールの販売が禁止。まぁ、午後には買えるのですが。。。理由はよく判らんのですが。。。

それにしても、ホテルの騒音、とんでもないですよね。一度ならず、二度とは。ふむ、金返せー。

Bambina said...

あら、フロリダは毎週日曜の午前中はアルコール販売禁止なんですね。
それってきっと、教会に行ってお祈りしなさい!ってことなのでしょうか…?

この週末用のホテル選びは慎重です…。websiteにごまかされないようにします…。