28 August 2005

旅のつぶやき。

8ヶ月続いた スイスの暮らし しばらく さようなら

パリのド・ゴール空港よ トランジット客向けに もっと施設を 充実させて

TAM AIRさま 快適な 空の旅を ありがとう

天候悪く 雷も 見えた けど

パイロットさま 着陸 スムーズで 拍手喝采

隣に座った ドイツIT企業お勤めの ブラジル人さま
お名前も伺わずに お別れしましたが たくさん お話してくれて ありがとう
政治のはなし から 観光情報まで

Manuさま 別のターミナルに 到着したのに 大急ぎで 迎えに来てくれて
ありがとう

お迎えの運転手さま 早朝5時の お迎えありがとう

ホテル では 到着早すぎて お部屋 無かった けど
おいしい 朝食サービス してくれて ありがとう

みんな 快適な 旅を ありがとう

…というわけで、Sao Pauloに到着。
到着した日はお昼まで睡眠をとり、午後1時半から観光へお出かけ。
同僚のマーチンとManuと私の3人はEdificio Italiaへメキシカンエアーの航空券を買いに行った…けど、土曜はお休み。
警備員さんに「Segunda-Feira」と言われた。「え?セコンド?」と思ったが、ここでBambinaの駆け込みブラジル語学習が役に立った。(ポルトガル語ですが、ブラジルで使われるポルトガル語はちょいと違うらしいので、ここではブラジル語といいます。)
ポルトガル語では月曜〜金曜までの単語は2〜6までの数字を意味する単語で形成される。
ということが鮮明に記憶に残っていたので、「あ、月曜に開くんだ…」と気がついた。

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Old down townの街角 Sao Paulo



Sao Pauloの中心街(Old down town)にそびえ立つEdificio Italiaは1956年に完成した42階建てビル。名前はイタリア移民の力で建てられたことに由来するらしい。
最上階にはレストランとバーがある。
私たち3人はこのバーへ行き、旅と仕事の始まりをカイピリャーナで祝った。

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マーチンとSao Pauloの景色

-Edificio Italia-
Av. Ipiranga,344
Centro

その後東洋街のあるLiberdadeまでMetroで移動。
治安悪いSao Pauloと名高いが、Metroの清潔さと快適なシステムに驚いた。
Metroは中心部の一部しか走っていないため、中心から離れた所にいると不便だが…。

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本も売ってます。
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さて、Liberdadeの駅を出ると、ここは日本のどこの街かしら…?と思ってしまう。
日本語で書かれた看板、食材が並ぶこの街は南米最大の日本人移民の街である。
この日はとりあえず大通りをのんびり歩いてみた。

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東洋街の様子

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その後、ATMキャッシュマシーンを探しまわるたびに出た。
今 時、銀行のキャッシュマシーンにはほとんどMaestroなどの預金引き下ろしシステムが付いているが、ブラジルの銀行ATM(ちなみにCiti BankもABMなどの世界的な銀行も含め)には国内専用使用の機械の設置が多いようで、どの機械も私たちのMaestroシステム付きのキャッシュカー ドを受け付けてくれない。
私たちの所持金は5RD。これではタクシーにも乗れない…と焦って来た。
歩くこと40分。タクシー運転手にクレジットカードで乗せてくれないか…という無謀なお願いもしてみた。
もちろん「No」だけど、Maestroを使えるATMがないかと聞くと「近くにショッピングセンターがあるから、多分そこなら大丈夫だよ」と丁寧に教えてくれた。
いちかばちか、そのショッピングセンターに向かって歩く…。
そこでたどり着いたのが「Paulista」のショッピングモール。ここでようやくMaestroを受け付けるATMを発見し、一件落着。
その後は徒歩の疲れを癒すべく、バーで冷たく冷えたビールをキューッと頂いた。
驚いたのだが、Sao Pauloではどこのお店でもビールが、これでもか!というくらいに冷えていて非常においしい。最近はBohemiaビールがお気に入り。
ヨーロッパではこんなに冷えたビール、出してくれないよね…と3人で大喜び。

-Paulista Shopping Center-
Rua Treze de Maio,1947
Bela Vista

夕食はお金持ち地区(と思われる)所にある A Figueira Rubaiyat へ。
大きな大きな大きな大きな樹の下に作られたレストランで、おしゃれいな内装と、気の利いたサービスでSao Pauloでも有名。
ちなみに水曜と土曜はスペシャルランチビュッフェがある。
この地区にはブランド品などの高級店が立ち並び、平均200平方メートル以上の高級マンションが立ち並んでいる。
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-A Figueira Rubaiyat-
Rua. Haddock Lobo, 1738
Jardin Paulista


マンション…の話なのですが、ここSao Pauloでは高級マンションの建設&販売ラッシュ。
土日ともなれば、ミュージシャンをよび、レストラン・バーを併設した高級そうなモデルルームで内覧会を行い、かなり大規模のイベントになる時もある。
しかもこの会場へ入るためには「お客様リスト」に入っていなければならない。
よく見かけるマンション販売の看板には「500平方メートル」や「700平方メートル」というものもある。しかもプールやジムは標準設備…。
そんな超広い豪華なマンションも日本の2LDKと変わらないくらいの値段だったりするから、まいってしまう。

国土が狭いから日本の家は小さい…というが、国を挙げて最初から大きな家やマンションを建てられるように施策してくれていたら、今ごろ日本は「国土は狭いけど、家は大きい豊かな国…」になっていただろうに。そんなことを考えていたら、土地の値段だの、マンション建設の法律など、なんだかお金持ちと政府の策略で一般庶民が広い家に住めない国になったのでは…?とひねくれた事を考えた。
それから、余談だがなんでも昨年以降、100平方メートル以上の一般分譲マンション建設は激減したらしい。これも法律関係によるものらしいが…。

というわけで、しょっぱなからブラジルを見て日本の「はてな?」を考えることとなった…。

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